コンビニで風邪薬やロキソニン®︎は購入できる?

風邪っぽいから薬を…と思ったとき、必ずしも薬局が空いているとは限りません。そんなとき、24時間営業のコンビニで風邪薬を購入することはできるのでしょうか。この記事ではコンビニで販売している薬の種類を解説します。

コンビニで薬が買えるようになった時期

  • 2004年に医薬品に関する規制が改正され、安全上特に問題ない薬(消化薬、整腸薬など371品目)が医薬部外品に移行された
  • 医薬部外品になったことで、薬剤師がいないコンビニでも入手できるようになった
  • 医薬部外品になっても薬効は変わらない

医薬部外品とは

  • 薬機法(旧:薬事法)によって「医薬品と化粧品の中間」と定められた製品のこと
  • 「医薬品」は薬剤師や登録販売者のいる薬局でないと購入できないが、「医薬部外品」は専門家がいない場所(コンビニ、スーパーなど)でも販売できる
  • 「人体への改善効果は持っているものの作用が弱く、副作用の危険性がないこと」と定義される。具体的には以下のような効果を持つ製品が該当
主な医薬部外品
  • 吐き気やその他の不快感、口臭、体臭の防止
  • あせも、ただれの防止
  • 脱毛防止、育毛、除毛
  • 人や動物の衛生を保つための、ねずみ・ハエ・蚊・ノミなどの駆除や防止

生命や健康を損なうような副作用のリスクがなく、作用が比較的弱いものが医薬部外品に該当します。

医薬部外品に移行した薬

  • 健胃薬、整腸薬、消化薬、健胃薬、消化薬または整腸薬のうち、いずれか2つ以上に該当するもの
  • 下剤
  • ビタミン剤
  • カルシウム剤
  • 生薬を配合した薬
  • 鼻づまりを改善するための外用薬
  • 殺菌消毒薬
  • うがい薬
  • 口腔咽頭薬
  • しもやけ・あかぎれ用薬
  • コンタクトレンズ装着薬
  • いびき防止薬

コンビニで風邪薬は購入できる?

  • 2009年の薬機法施行により、コンビニでも第二類医薬品(風邪薬、解熱鎮痛剤など)や第三類医薬品(ビタミン剤など)が販売できるようになった
  • 第二類医薬品を販売する場合、薬剤師または登録販売者の常駐が必要だが、第三類医薬品の場合は常駐不要
  • 第二類医薬品の風邪薬はコンビニで販売していない可能性が高いが、第三類医薬品の風邪薬は販売している可能性がある

第二類医薬品

  • 一般用医薬品で、日常生活に支障が出るほどの副作用の恐れがある医薬品
  • 薬剤師または登録販売者による説明が望ましいが、必須ではない
  • 販売店舗に薬剤師または登録販売者の常駐が必要

第三類医薬品

  • 一般用医薬品で、副作用のリスクが比較的少なく、第一類・第二類医薬品に分類されない医薬品
  • 薬剤師または登録販売者は必ずしも必要ではない
  • インターネットで販売できる

ロキソニン®︎はコンビニで購入できる?

  • ロキソニン®︎は第一類医薬品に分類されているため、コンビニで販売できない
  • 第一類医薬品は薬剤師がいる時間帯でないと販売できない
  • 登録販売者が常駐するコンビニであれば、イブ®︎(第二類医薬品)を購入できる

まとめ:コンビニで第三類医薬品の風邪薬は購入できるが、ロキソニン®︎は購入できない

  • コンビニで買える風邪薬は第三類医薬品と医薬部外品のみ
  • 第二類医薬品は、登録販売者が常駐しているコンビニであれば購入可能
  • ロキソニン®︎は第一類医薬品のため、コンビニでは購入できない

医師から薬剤師の方々へコメント

山本 康博 先生
東京大学医学部卒 呼吸器内科医
山本 康博 先生

薬機法によって様々な薬品がとても簡単に購入できるようになりました。それ自体にはとても良い点もあると思いますが、病院や薬局で注意すべきこととして、コンビニでも簡単に手に入るということでまるでサプリメントのような感覚で様々な医薬品が使用されるため、患者さんが内服薬の申告の時にこのような医薬品が漏れることがあります。

処方薬はお薬手帳に記載されていますが、コンビニやドラッグストアで購入した医薬品については患者さんも全て把握していない可能性があり、予期せぬ相互作用などにつながることがあります。そのため、薬局で処方薬についての指導をしていただく際には、特に市販薬との相互作用に注意が必要な際は積極的に問診していただくことが大切かもしれません。