お酒を飲み過ぎた翌日、ひどい頭痛や吐き気に悩まされたことはありませんか。この記事では、二日酔いに効くおすすめの薬とともに、二日酔いの予防法をご紹介します。
二日酔いの頭痛に効く薬は?
- 二日酔いによる頭痛や吐き気の原因物質はアセトアルデヒド
- 二日酔いの頭痛にはイブプロフェンやナプロキセンが配合された鎮痛薬がおすすめ
ただし、二日酔いのたびに頭痛薬を飲むのは注意が必要です。アセトアミノフェンを含んだ鎮痛薬は、アルコールと併用すると肝臓や腎臓の機能を障害する恐れがあるためです。また、頭痛薬を飲みすぎると、アルコールで傷ついた胃や肝臓にさらに負担をかける可能性もあります。
二日酔いの吐き気に効く薬は?
- 胃酸分泌抑制薬(H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬)
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- ファモチジン、ロキサチジン、シメチジンなどの成分が配合されている
- 胃酸の過剰分泌を抑制し、胃粘膜を保護する
- 胃粘膜保護薬
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- セトラキサートや銅クロロフィリンナトリウムなどが配合されている
- 胃粘膜の修復をサポートし、胃酸からのダメージを軽減する効果がある
- 鎮痛鎮痙薬
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- ロートエキスが胃腸の過剰な運動や緊張を抑制し、痛みを緩和する
- 胃液の分泌を抑制する効果もある
- 制酸薬
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- 水酸化マグネシウムや重曹などの成分は、過剰分泌された胃酸を中和する作用がある
二日酔いの頭痛や吐き気には漢方薬も
- 二日酔いによる諸症状の緩和に、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」も有効
五苓散は「水」の巡りを整え、吐き気やむくみを鎮める作用があると言われています。特に、飲むとすぐ吐いたり、お腹を壊してしまう方に有効です。
薬に頼る前に二日酔いの予防策を取りましょう
- お酒は適量に
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- 二日酔いの最大の原因はお酒の過剰摂取。適量を知ることが大切
- 水分補給
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- 水分はアルコールを肝臓で代謝する際に欠かせない
- 飲酒時もこまめに水を飲むと、アルコールの利尿作用による脱水を予防できる
- 二日酔いに効く食べ物を食べる
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- 枝豆やじゃがいもに含まれるビタミンCには悪酔いを防ぐ効果がある
- 長芋やオクラなどは胃粘膜を保護する効果がある
- しじみやごまも、肝機能を強くする効果があると言われている
- 飲む前にウコンを摂取する
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- 胆汁の分泌を増やしてアルコールの代謝を促進する効果があると言われている
- お酒を飲む前に飲むのがおすすめ
まとめ:二日酔いにならないよう、適量でお酒を楽しみましょう
- 基本的にはお酒は適量を守り、二日酔いにならない程度に楽しむことが大事
- 二日酔いによる頭痛や吐き気に悩まされたときは、薬に頼るのも一案
- ただし、薬によっては胃や肝臓にさらに負担をかけてしまう恐れがある
医師から薬剤師の方々へコメント
山本 康博 先生
私の知り合いの医師の中では、二日酔いの後に五苓散とロキソニンを飲む方が多いです。これらの薬剤は比較的効果を感じやすいと思います。しかし、これらはあくまでもつらい症状を覆い隠しているだけであり、根底にある体のダメージを回復するものではありません。また、翌日は無理しないよう気をつけましょう。